道央・道北圏で法要会場をお探しの方に。

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法要準備の進め方

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法要準備の進め方

法要とは、遺された者が死者の冥福を祈り、その霊を慰めるために行う儀式のことで、一般には法事とも呼ばれています。具体的には僧侶が読経し、式の終了後には会食の席(お斎)を設け、施主が僧侶や列席者をもてなします。死者への追善供養が本来の目的と考えますが、現在では故人を偲ぶために集まった列席者同士が思い出話などを和やかに語り合う場としても重要な意味を持っているようです。

では実際に、法要を営む際にどのように進めていくとよいかをみていきましょう。

日時の決定

  • 法要は3か月前には決定を

    法要とは、遺された者が死者の冥福を祈り、その霊を慰めるために行う儀式のことで、一般には法事とも呼ばれています。具体的には僧侶が読経し、式の終了後には会食の席(お斎)を設け、施主が僧侶や列席者をもてなします。死者への追善供養が本来の目的と考えますが、現在では故人を偲ぶために集まった列席者同士が思い出話などを和やかに語り合う場としても重要な意味を持っているようです。

    では実際に、法要を営む際にどのように進めていくとよいかをみていきましょう。

予算の目安

年忌法要の場合、列席者を何人招待するのか、また場所はどこで行うのかなどの法要の規模によって、ある程度の予算のめどがつきます。基本的な支出としては次のとおりです。以下を参考にして予算を考えてみましょう。

会場使用料 自宅以外の場所で行う際に必要となります。ホテルや専門会館などの会場を借りた場合は室料あるいは席料という名前で発生することもあり、寺院で行う場合も使用料がかかるのが一般的です。しかし、会場使用料のかからないところやそれらをすべて含んだ「法要パック」を用意しているところがあるなど、会場によって異なるので、事前に確認しましょう。
会食費 自宅で料理をふるまう場合は食材の費用が、仕出し料理を頼む場合は人数分の会席膳の費用がかかります。また、ホテルなどで会食をする場合は、人数分の食事代のほかにサービス料がかかることもあります。そのほか、飲物や茶菓子代が多少必要になります。
列席者への引き物代 法要では世帯主に一つずつ渡すのが一般的で、金額の目安は3,000~5,000円程度です。しかし、最近では列席者全員に贈るケースもあるようです。
寺院への謝礼 お布施のほかに、交通費として「御車代」、僧侶が会食に出席しない場合は「御膳料」を別に包みます。御膳料は5,000 ~2 万円程度が一般的で、それぞれの事情やお斎の規模を考慮した額でよいでしょう。
仏前への供物 寺院やホテルに準備をお願いする場合は、供物料がかかります。

以上が法要にかかる主だった費用ですが、大切なことは法要を勤める心であって、そのために無理をする必要は全くありません。虚栄のためにお金をかけるのもよくありません。

予算が少なければ、そのことを菩提寺の住職にありのまま相談し、お経をあげてもらうだけでもよいですし、家族だけでささやかながら心のこもった会合を持つのもよいでしょう。ただし、身内だけで法要を行う場合は、ハガキでもかまわないので、近い親戚や知り合いにはその旨を通知するようにしましょう。

お布施も特に決まった価格があるわけではなく、家計が苦しければ苦しいなりの精一杯の額を包めばよいのです。

会場の決定

住宅事情などによって、自宅で法要を営むことが難しくなってきている昨今、都市部を中心として少しずつホテルや専門会館に会場を借りて行う法要が増えてきているようです。しかしながら、自宅で手厚いもてなしを行ってこそ故人の供養が全うされると考える人も少なくありません。

法要会場を選ぶ際には、以下の四点に留意して決めるとよいでしょう。

  • ①どんな法要にしたいか
  • ②招待客の人数に自宅で対応できるか
  • ③列席者に不便をかけることがないか
  • ④予算がいくらか

自宅で行う法要には、手作りの料理でもてなす場合と、仕出し料理店に人数分の法要膳を依頼して行う場合が考えられますが、法要自体の簡略化が進んでいる最近では、仕出し料理店を利用するケースがほとんどのようです。ここでは自宅での法要と、ホテル・専門会館を利用した場合の法要のメリットや特徴を、比較しながら詳しくみていきましょう。

自宅で行う場合
  • 交通

    自宅が込み入った住宅街にあったり、公共の交通機関から離れている場合は、列席者の交通手段を確保する充分な配慮が必要です。しかしながら、故人と縁のある親戚や友人なら、一度は故人の自宅を訪ねたことがある可能性も高いので、全く知らない場所へ集まるよりは、逆にわかりやすいと言えるかもしれません。

  • 手配

    供養の儀式に必要な仏具や供物・供花、おりく膳などから、会食の料理、もてなしの茶菓子や座布団など、全てを自分たちで用意します。家族などで役割分担をしたり、寺院や仕出し料理店に相談をすることで円滑に準備や手配を進めることができるでしょう。

  • 会場

    寺院で読経をあげてもらう場合、自宅と寺院の往復の交通手段を確保しなければいけません。また、会食会場となる自宅では座布団や灰皿、什器も人数分揃える必要があります。さらに、読経も自宅で行う場合は、僧侶を丁重にお迎え・お見送りする必要があります。これら全部を施主一人で準備するのはたいへんですから、家族や近い親戚に手伝ってもらうとよいでしょう。法要の全てが終了したら、手伝ってくれた人に謝礼を渡すのが礼儀です。

  • 料理

    自宅で法要を行う場合、仕出し店に料理を手配するのが一般的で、予算に合わせた料理を作ってもらうことも可能です。その際には僧侶への食事の手配も忘れないようにしましょう。仕出し店に料理を手配するメリットは、自宅まで運んでくれるので故人ゆかりの場所にいながらにして、一流の料理を楽しめることです。さらに、食事の準備だけではなく、給仕・配膳から後片付けまでまかせることができるので安心です。また、都合により会食を行わない場合、折り詰めと引き物をお酒の小瓶などと一緒に渡すのが来てくれた列席者への礼儀です。仕出し店に手配しておくと便利でしょう。

  • その他

    ホテルや専門会館などでは、意外とネックになるのが焼香線香のあげられない会場があることです。その点自宅での法要では、より宗旨に基づいた供養をあげることができます。また、ホテル(専門会館)まかせではないため、列席者と直に触れ合える心のこもったもてなしができるでしょう。仏教の教えのなかでは故人の追善供養のために尽力することは、結局自分にもその功徳がもたらされると説かれています。また、費用が安く抑えられることも、自宅で法要を行う魅力の一つです

ホテル・専用会館で行う場合
  • 交通

    ホテルや専門会館は多くの人が利用するため、交通の便のよい場所に立地しているケースがほとんどです。公共の交通機関を利用してもよいですし、また駐車場も完備されているので、列席者も集まりやすい環境にあると言えるでしょう。

  • 手配

    初めて施主になる人にはわからないことも多い法要ですが、そういった面倒な手配はすべて専門のスタッフが代行してくれます。さらにホテルなら、和服の着付やヘアセット、集合写真の手配が可能なところも多くあります。また、遠方から来る列席者には、当日または前日の宿泊を確保できるのも嬉しいメリットです。ただし、その分自宅で行うより費用がかさむことも心しておいた方がよいかもしれません。

  • 会場

    ホテル・専門会館での法要会場は、焼香線香が使用できない会場もあるので、宗派によって焼香線香が必須の場合は注意が必要です。しかしながら、大・中・小の会場が用意されている施設の充実度は抜群で、それぞれ和室・洋室が揃っているため、列 席者のニーズや法要の規模に合わせて選択することが可能です。たとえば高齢の列席者が多い法要では椅子席の洋室を選ばれる施主が多いようです。また、座布団、灰皿、什器など備品の心配もいりません。さらに、バリアフリー対応の会場や、親族の控室なども無料で用意してもらえるケースがほとんどです。

  • 料理

    精進料理にはこだわらず、美味しいものを美味しくいただくことを基本にしています。ホテルや会館ならではの心くばりも行き届いており、和食会席のほかにも、洋食フルコース・中華・和洋中折中料理などを用意しているところも多く、メニューも多 彩です。さらには、故人の好物をメニューに盛り込むといったこまやかな気遣いをしてくれるところもあります。会食に関するノウハウがすべて整っているので、列席者と一緒に和やかな時間を過ごすことができるでしょう。会食のみの利用も可能です。

  • 演出・その他

    特にホテルでは仏式・神式・キリスト教式への対応も可能です。また、最近注目を集めている宗教色のない「偲ぶ会」や「お別れ会」などのセレモニーにも対応してくれます。演出では、放映機材や音響設備が整っているところも多く、故人の在りし日をビデオやスライドで偲んだり、思い出の曲をBGM として流すことなどが可能です。また、寺院や自宅で法要を行う場合にも、ホテルメイドの料理をそのまま届けてくれるサービスもあります。料理のみならず、テーブル・椅子・什器などの備品や、場合によっては給仕係を派遣してくれるところもあります。

ホテルや専門会館で法要を行う際、会場の専門のスタッフと打ち合わせをすることになります。こちらの意図を明確にしておくと、より一層スムーズに進めることができるでしょう。

打ち合わせ前に決めておかなければいけないこと

およその日程と法要の規模、そして予算をあらかじめ決めておきます。仏式なら僧侶の意向も聞いた上で祥月命日にするのか、またはその近くの休日にするのかを決めます。また身内だけ、あるいは故人と親交の深かった人も招待するのかというように、招待客のおよその人数も決めておくとよいでしょう。次に決めなければいけないことは、どこまでをホテル側にお願いするかです。供物や引き物は自分たちで用意するので祭壇だけお願いしますというように、線引きをはっきりさせておきましょう。

2回目の打ち合わせ以降、料理内容・席順・案内状の作成についてなど具体的な内容を決めていくのが一般的な流れです。

挨拶状

親しい間柄の人や身内で年忌法要を営む場合には、電話で案内を済ませることも少なくないようですが、故人が生前お世話になった人や友人なども招く場合には電話では失礼にあたりますので、案内状を出すようにします。

  • 案内状の書き方

    案内状には特に決まった形式はありませんが、まず前文で挨拶を述べます。故人の思い出やエピソードなどをアレンジして記載してもよいでしょう。そのほか必ず記入する必要があるのは、誰の何回忌の法要であるか、さらには日時・場所についてです。法要のあとに 会食などを予定している場合はその旨を、会費制で行う場合はその金額を、さらに服装についての注文があればそれも書き添えます。

    ほかには会場案内図や出欠確認のための返信用ハガキなどを同封します。発送は相手の都合やこちらの準備も考えて、遅くても法要の 1カ月前には済ませておきたいものです。

引き物

法要のあと列席者にお礼の意味を込めて持ち帰ってもらうものが引き物です。皆さんに喜ばれる実用的なものを選ぶとよいでしょう。一般的にはお茶・海苔・菓子類などの食品類や、タオル・シーツなどの日用品、またはそれらの組み合わせを選ぶ人が多いようです。最近ではオリジナリティを求める施主も増えているようで、ホテルや専門会館でも相談にのってくれます。表書きは黒白や黄銀の熨斗紙に「粗供養」または「志」とし主催者の家名を書き添えます。引き物を選ぶ際は以下の四点に注意するとよいでしょう。

  • 列席者が持ち帰る際に不便にならないよう、大きさや重さを考慮する。
  • 生活必需品など、いくつあっても邪魔にならずすぐに使えるものを選ぶようにする。

供物

供物は本来、先祖の霊やその霊を救ってくれる仏様に対して供えるものですから、地域の特産物や自分の家で収穫されたものがよいとされていました。しかし最近では法要のあとにおさがりとして列席者に持ち帰ってもらうことが多いため、菓子や果物、餅などが一般的になりました。ホテルや専門会館、寺院などでは、相談すれば予算に合わせて供物を用意してもらえます。その場合寺院では「お布施」のほかに「供物料」を別に用意することを覚えておきましょう。列席者が手土産に持参した供物も、法要が終わったあと少しずつ列席者に配って、持ち帰ってもらいきましょう。

服装

一周忌の法要の場合には、施主・遺族は礼服または略礼服というのが一般的です。回忌を重ねるごとに喪の表現を小さくしていきますが、一般列席者よりも軽装にならないように気を付けましょう。また、平服で列席してほしいなど、列席者の服装に注文がある場合には、案内状にその旨を記載するとよいでしょう。

会食(お斎)

法要が終わったら、主催者側から列席者に食事(お斎)をふるまう会食の席を設けます。1~2時間が目安です。なかなか集まる機会の少ない兄弟や親類縁者が、和やかに過ごす時間を持つことはたいへん意義深いことですし、この会食を済ませることで故人の供養が全うされるとも考えられています。

「斎」とは身を清めるという意味で、本来は僧の食事である精進料理を指しています。しかし最近では精進料理にこだわることなく、故人のために集まっていただいた列席者に、美味しいものでもてなしたいという施主の意向に合わせた料理が出されるようです。料理については、手料理でもてなす、仕出し店に料理を頼む、ホテルやレストラン、料亭などを利用するなどが考えられます。どの場合でも、正客である僧侶には上席に座っていただき(仏間なら仏壇を背にした席)、お膳(折詰)やお酒は僧侶から先に差し上げる心くばりが必要とされます。

席順は、仏壇に向かって前方に目上の人や故人と縁の濃かった人に座ってもらいます。多くの人が集まる場合には、到着順位も影響するので、それほど厳密に考えなくてもよいでしょう。